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Song for the Great East Japan Earthquake.

東日本大震災へ捧ぐ 

 

2011年3月11日に発生した、巨大な自然災害。大地の揺れは波を呼び、港に暮らす街を、人々を一瞬にして呑み込んだ。

恐ろしい程の自然の驚異に人々はなすすべもなく、遠く離れた場所からその光景を呆然と見つめ、そして、多くの命が奪われた。

 

 

私も、その映像を見ていたひとり。

息を呑んで、見つめていた。何日も続く報道、映し出される瓦礫の山。

 

誰かが、叫んでいるような気がした。

 

眠る頭の中で、鳴り響いた音と声。

つなぎ合わせた音の欠片。拾い集めたかすれた声。

そうして、この曲はうまれました。

 

 

私を呼んだ、誰かの声。

落ちてきた音を、空に返したい。

 

 

写真は、東日本大震災写真保存プロジェクト様より

引用させていただきました。

被災地区で活躍するボランティアの皆様と復興の写真が載っています。

 

 

どうか被災された皆様と、それを支える皆様に健康と復興を。

Pray for Japan.

 

CLAVIS紹介ページ「Blank Pages」はこちら

ぽたぽたこぼれる音を聞いてた

崩れた空の色を見てた

誰もが誰かの名前を呼び

僕は夢の中で目を閉じた

 

ここはどこだろ

きっと遠く

君はどこだろ

そばに居ない

 

聞いて 遠い空の果て

僕は 僕はここに居るよ

どうして どうしてあの時

つないだその手を離したの

僕など壊れてよかった

 

ふわりと積もる 雪を見てた

まるで桜の花のようだ

ケータイに残るメールからは

あなたの楽しそうな声

 

ここはどこだろ

霧は晴れた

だけど何故かな

ずっと夢の中

 

 

ねぇ 何も、何も無い

そこは ただの白い世界

君は 君はどこに居るの

一緒に眠っていたのに

命などあげてよかった

 

こんな僕を見て 君は微笑むのかな

本当に良かったって 君は笑うのだろう

でもね でもね、僕は君に会いたくて

今でもまだずっとずっと夢の中なの

 

聞いて 遠い空の果て

僕は 僕はここに居るよ

君を 君を愛してるよ

どうか笑わないで

情けないなんて言わないで

ただ今は叫んでいたいの

あなたの笑顔が見たいの

 

聞いて 遠い空の果て

僕は 僕はここに居るよ

どうして どうしてあの時

つないだその手を離したの

僕など壊れてよかった

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Yuria Lowen

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